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LIVE電子悲劇 レポート -9

LIVE電子悲劇 レポート -9
カテゴリ 電子悲劇     前回更新: 2009-12-13 18:47    
Black in White 船団 航海日誌 COLOR-0
2/7 赤坂ブリッツ (転載)

Black in White 船団はいよいよCOLOR-0まであと一歩のところまで来た。しかし、COLOR-1で発見
された巨大な「絶対局所」が行く手を阻んでいる。オンライン・ヴォイジャーの報告によれば、対策は
無く、ひたすら航行を続けるしかないという。しかたなく船団は進んだ。

演奏はAファイルに・はじまりの日・BIG FOOT・OH!MAMA、が加えられた全20曲のCファイル。

途中「FUNE」の演奏中にまたもや4DEMが割って入る。我々はついに「絶対局所」の目前に達し、
さらに背後からは、今までになく巨大な「非局所性津波」が襲ってきたという。
この時点で、オンライン・ヴォイジャーとリアルタイム交信が不能になった。
船団は「絶対局所」と「非局所性津波」の衝突に巻き込まれた。
衝突の衝撃がおさまったころ、再びLayer-GreenのPragmaが我々に語りかけた。

Layer-GreenのPragma
私はLayer-GreenのPragma、すなわち、粉々になったLayer-Greenの断片にして全体。
私はキミたちの無意識から生まれ、キミたちをCOLOR-0へ向かわせた者。全ては予言されたこと。

「絶対局所」こそ、邪悪のENOLA神そのもの。それは今、非局所性津波との衝突で砕け散った。
もはや道をふさぐものは無い。さあ、旅をつづけるがよい。

航行は再開された。船団は一路COLOR-0へと突き進んだ。
19曲目の「Black in White」の終りとともに我々はCOLOR-0へと到着した。
これから、「COOSHINプロトコルの書」を見つけるべく、我々が船を降りようとしたその時、なんと
BIT MEMONがすでに「COOSHINプロトコルの書」を発見し、我々の元へと運んできた。
例によって船員や、乗客の写真を撮りながら。またあの不気味な踊りとともに。
程なくBIT MEMONがステージの中央に「COOSHINプロトコルの書」を置き、一つのページが開かれた。
その時、書物の中から再びLayer-GreenのPragmaが我々に語りかけた。

Layer-GreenのPragma
私はLayer-GreenのPragma、すなわち、粉々になったLayer-Greenの断片にして全体。
私はキミたちの無意識から生まれ、キミたちをここに導いた者。全ては予言されたこと。

ここに来た者は、「絶対局所」が砕け散るのを目撃した者。「絶対局所」すなわち邪悪のENOLA神
と、Layer-Greenの自爆によって生じた非局所性津波が衝突するとき、邪悪のENOLA神は砕け散り、
無数のPragmaと化す。ENOLAとは孤独を意味する言葉。そしてENOLA神のPragma、すなわち
孤独にして、他の孤独なもの全て。この自己矛盾にENOLA自身が気づく時、ENOLAは滅びる。

ENOLAを消滅させるには、非局所性津波が必要であった。非局所性津波はLayer-Greenの自爆によって
生じる。自爆は、住民たちの深い悲しみから生じる。
住民たちの深い悲しみとは、それは、諸君ら全てがENOLA感染者であることを知らされること。

津波は生じ、ENOLA神はPragmaと化した。ENOLA神のPragma、すなわち孤独にして、他の孤独な
もの全て。この自己矛盾にENOLA自身が気づく時、ENOLAは滅びる。

しかし今、私はここで新たな悲劇の始まりを宣告しなければならない。
ENOLAが自己矛盾に気づく時は、それは、感染者が天寿をまっとうし、この世を去る時。

さあ、全ての感染者よ、行くがよい。ENOLAの悲劇を演じるために。

旅は終った。長い長い語りかけの後、再び「ENOLA」が演奏された。物悲しく、壮絶な悲劇の歌が
会場に響いた。これで終ったのだ。我々の旅は終ったのだ。スクリーンにはツアー中のメンバーや
スタッフのオフ映像をバックに、長い長いスタッフロールが流れた。
壮絶な悲劇とは裏腹に、「A STRANGE FRUIT」が愛らしく会場に響いていた。

そしてアンコール。1:アトム・シベリア 2:HEAVEN

いつまでも帰ろうとしない観客に答えて、三度目のメンバー登場。飛び交う声援にヒラサワは
「うるさい!」「呼べば出てくると思うな。我々はそんなに親切じゃない。」と言い放つ。
しかし、親切にも「WELCOME」を演奏。そして、ツアーの幕は閉じた。


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不良消費者 A GO GO (転載)

P-MODELのライブ・ツアー「LIVE電子悲劇」において、インターネットを通じてライブに参加した、
オンライン・ボイジャーの衆、ご苦労様であった。
ライブ中、あるいはライブ後、OV(オンライン・ボイジャー)たちの数々の不満の声を、私は直接
耳にしておりました。
さてはて、その御不満の構造を知るにつけ当船団員は、なるほど、と思ってはみるものの、続いて
「あれれ?」という疑問へと到達することもしばしば。当方この度の体制は、手抜かりも意図も含めて、
そうとうに不親切ではあった。それが大成功を導くか、大失敗を導くかの狭間で浮上した一つの「あれれ?」
が、何と言っても期待された成果の一つとして輝かしい。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

さて、その「あれれ?」とは、「製品に対する消費者のクレーム」に類する不満のあれこれより生じる。
インターネットの中ですら、しばしば見受けるこの種の「供給者と受け手」という構造には、相互性のない
"広告情報"や"消費を誘導する情報"の流出を基本に運営されるマス・メディアと視聴者の関係が未だもって
反映されていて、大きな錯覚を呼ぶことしきり。発信側は、「金ヅルは上機嫌にさせておけ、掴んだら
はなすな」一方、受け手は、やってくる情報を受け入れ、すなおな消費者でいれば楽しく暮らせる。
収穫が支払った代価にみあわなければ、もんくを言えばいい。
インターネットは、そのような情報流出に利用されはじめてはいるものの、送り手と受け手が何時でも
逆転することが可能なインタラクティブなメディアだということを忘れるのは悲しい。。。。。。。。。

今回の収穫であるこの黄金の「あれれ?」とは、どんな時でも情報の流れが、旧来のマス・メディアと
受け手の関係を前提にスタートしようとしてしまうという「広告的残留催眠」との遭遇によるものである。
ややこしい?大袈裟?いや、それほどでもないぞ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

P-MODELがライブにインターネットを利用するのは、技術の連動を誇るためでも無く、流行の最先端を
行く、という広告的催眠を実施するためでもない。それは、ライブ(商品)の現場に
「不良消費者(創造者、発信者)」を介入させ、インタラクティブ・メディアによって可能な、新しい
関係を浮き彫りにするためだった。そもそも我々はOVを「金ヅル」とは思っていない。
(あなたは参加費を払わされたか?)だから、我々のチャンネルにつなぎとめる理由も無い。
我々はLIVEでOVとの交信をするために、パーソナルレベルのサーバースペースと技術を使った。
パソコンとインターネットが、無名な個人の力になるという噂は本当だ、と言いたいがために。
それとも、企業や技術者のサポートを受けて、完璧なエンターテイメントにして欲しかったか?
そんなものは、あの「お題目芸人」たちにやらしとけばいい。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

善良な消費者は、オーソライズされることを好む。つまり、発信者の価値観に誘導され、同意し、
従属するように教育されている。限定版、ブランド商品、オフィシャル、などなど。しかし、あなたには
これを蹴飛ばす知識と、技術と、仲間が居た。P-MODELにオーソライズされることもなく、勝手に
掲示板の使い方をアレンジし、あまつさえストーリーの流れまで変えてしまった。

この、不良消費者たちめ!

私がインタラクティブ・メディアを使う目的は大仰だが、健全だ。広告催眠から人々の感性を開放し、
個性的で、創造的な生活と関係を回復する。これがその目的の一つだ。私だけで達成できるものではない。
しかし、達成に何世代かかろうと知ったことか。私は健全だと思ったアイデアをただ遂行するのみだ。
ややこしいか?大袈裟か?。。。いや、それほどでもないぞ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

黄金の「あれれ?」は解き放たれた

P.S

なお、当方の手抜かりについては、ゴメンな。しかし、こんなことを実行するプロなど未だいないのだ。
全体像を把握している人間がたった一人、という事態だって有り得るのだ。それがこともあろうに
ヴォーカリストだったひにゃあ、歌ってる途中で「しまった!」と気がつくことがあっても手後れなのさ。
悪かったよ。こんどはもっとうまくやるよ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。





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